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パニック障害の方の中には調子が良くなり、治療が終わっても何年か時間が経ってから再発してしまう人がいます。
その人はなぜ再発してしまったのでしょうか。
その理由についてと、再発しないためにはどうしていく必要があるのかを説明していきます。
パニック障害が再発してしまう理由としては、回避行動を完全に克服しきれていなかったということがあげられます。
パニック障害を患うと、発作が起きたときに逃げられないような状態を避けるようになります。
治療を続けていく中で、乗れなかった電車に乗れたりすることで完全に克服したと思ってしまいがちですが、実は人気の少ない時間帯だったから発作が起こらなかったとか、出口の近くにしか座れないなど、生活には支障がないレベルなので自覚はないかもしれませんが、こういった些細なところまで克服できていないと再発の可能性が高くなります。
パニック障害の治療を受けて、状態が良くなってきてもう大丈夫だと思って治療をやめて再発してしまった場合、完全に治ることはないのではないかと不安になってしまいます。
その不安が更にパニック障害を悪化させることに繋がり、治療にまた時間がかかってしまうという悪循環が起こっていきます。
このようなケースの場合は、上記でも説明したように完全に治ってはいなかったということが多いです。
自分の行動を振り返って、微妙な回避行動がなかったかを振り返り、それを止めていくことが大切になります。
パニック障害はとても辛く苦しい症状が継続的に続きます。
だからこそ早く治したい、治療を早く終わらせたいと思うものですが、治療を焦らないようにしましょう。
完全に克服したと思っても、すぐに治療をすることを止めるのではなく定期的に通院を行い経過報告などを行うことも一つです。
回避行動を完全に克服できるようになるまで、焦らないようにしましょう。
また、不規則な生活やたばこ、カフェインなどもパニック障害を誘発すると言われています。
こういったものを過剰に摂取しないようにすることも心がける必要があります。
とても辛かったパニック障害から解放されるのは、とても嬉しく待ち遠しいことですよね。
しかし、完治を焦るあまりに治りかけているところで治療をやめてしまうと、しばらくは落ち着いたように感じても、パニック障害が再発してしまうという恐れがあります。
回避行動を克服できたと思ってもしばらくの間は、通院をして経過報告をするようにしましょう。
もう少しで完治というところで焦ってしまうと、何年か後にまた多くの時間をかけて治療を行っていかなければなくなる可能性も少なくありません。
焦らずにじっくりと治療を行い、完全に治すということが再発をしないことに繋がる大事なことです。