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【パニック障害とは?】どんな病気なの?

パニック障害という病気。

最近は芸能人の方でも発症しているとニュースになることが多く、耳にする機会も増えましたよね。

聞いたことはあるけど、実際のところパニック障害がどのような病気なのか理解している人はあまり多くはないのでしょうか。

誰にでもなる可能性のあるパニック障害という病気について解説していきます。

パニック障害とはどんな病気?

パニック障害とは前触れもなく、突然激しいめまいや動悸になったり、頻脈が起こるなどの身体の異常とともに強い不安感に襲われる病気です。

症状には個人差があると言われていますが、自分は死ぬのではないか、おかしくなってしまうのではないかと思うほどのものであり、救急病院を受診する人も稀ではありません。

しかし、身体に出る異常症状自体は短時間で治まってしまうため、内科などを受診しても原因は見つからずに異常がないと判断されてしまうことも多々あるようです。

では、なぜ身体機能に異常がないのにこのような症状がでるのでしょうか。

パニック障害は原因がはっきりとわからない部分もありますが、これまでの研究から脳内の神経機能に異常がおきていることが関連していると言われています。

人間は、災害などで急な命の危機にさらされたときに生き延びるためにパニック発作と同じような症状の反応が起こるようにプログラムされています。

ですが、脳内の神経系に異常が起きていることでなんでもないようなときにこの反応が起こってしまうのです。

パニック障害になると死んでしまうの?

パニック発作が起こると死んでしまうのではないかと思うほどの症状がでますが、実際にはパニック発作が原因で死んでしまうことはありません。

しかし、何度も発作を繰り返すうちに「また発作が起きるかもしれない」という強い不安がつきまとうようになります。

これを予期不安といいますが、パニック障害の方の中には症状が改善の方向に向かっても予期不安が残る方もいます。

また、過去に発作を起こした場所や環境にいたり、発作が起きても助けてもらえないような場所を怖がってしまい、なかなか外出することができなくなるケースもあります。

社会生活にも影響がでるため、精神的な苦痛は非常に大きいです。

病院に行った方がいいの?

パニック障害を放置してしまうと、パニック発作を繰り返すうちに発作に対してどうすることもできずに無力感に苛まれてしまうようになります。

発作が起きる可能性がある場所にはなかなか行けないようになり、しだいに職場や学校にも通えない状況になって自宅に引き籠ってしまい社会生活に支障がでるようになります。

パニック障害は早期発見をすることで、治る可能性も上がると言われています。

これまで通り社会生活を営んでいくためにも、パニック障害なのかもと思ったらすぐに病院に行くようにしてください。

まとめ

パニック障害は、「死んでしまうかもしれない、気が狂っておかしくなるかもしれない」と思うほどの身体症状を伴う病気です。

突然症状が出始めるために、最初は別の病気かと疑いますが、どれだけ検査をしても異常なしと言われてしまいます。

症状がひどくなると社会生活を送っていくのも大変になるため、パニック障害の可能性があるかもしれない場合には早期に病院を受診するようにしましょう。

これまで通りの生活を送るためにも、決して放置はせずに専門家に相談することが大切です。