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あるとき突然、強い胸の苦しみや息苦しさ、めまいや心臓のドキドキなどの症状が出てこのまま死ぬんじゃないかという不安に襲われたことはないでしょうか。
こうした突然の発作を繰り返し、「パニック障害」として診断をされている方が最近はすくなくありません。
以前は不安神経症という病気の中の一つという位置づけでしたが、現在は違う病気として認識されており少しずつ認知も広まってきました。
しかしそうは言ってもまだまだパニック障害のことを知らない方はたくさんいます。
そこで今回はパニック障害とはどんな病気なのか、何が原因なのかについて説明をしていきます。
パニック障害とはある日突然死を感じるような強い発作を起こす病気です。
発作の種類にはめまいや動機、震えや発汗、胸部や腹部の不快感などが挙げられますが、人によって個人差が見られることがあります。
多くは別の病気を疑うことが多いですが、内科を受診しても異常なしとされてしまうことが多いため、しばらく原因がわからない中で色々調べているうちにパニック障害ではないかと気づき始める人が多いようです。
パニック障害の原因は、脳内の神経伝達物質の働きに異常が起こっている(脳内のホルモンが乱れている)からだと言われています。
本来危険から身を守るために備わっている人間の機能が、その脳の異常によって強い不安を感じることでなんでもないときに発作として現れてしまうようです。
脳内物質に異常が起きているというと、とても特殊な病気に感じますが生涯で約100人に1人の割合でパニック発作を経験する人がいると言われています。
また、男性よりも女性の方が発症しやすいとも言われています。
睡眠不足や過労などの疲れやストレスなどでの心身への不調がパニック発作のきっかけになるとされており、家族歴があると発症リスクの可能性が高くなると言われています。
大切なのは症状に早く気が付いて、病院を受診することです。
慢性化してしまうと社会生活にも影響を及ぼすようになるため、もしかしたらパニック障害かもしれないと感じることがあれば早めに心療内科を受診するようにしましょう。
パニック障害は意外と誰にでも発症する可能性のある病気です。
疲労やストレス、風邪などの症状がきっかけとなって発症することが多いため、もともとストレスをため込みやすい人や真面目過ぎる完璧主義のような人は特に気をつける必要があります。
まさか自分が発症するなんて思ってもいない人が多く、発見が遅くなると治療期間にも影響がでるため、もしかしたらこれはパニック障害の症状かもしれないと思うことがあれば早めに専門家に相談をするようにしましょう。